カラクリ、AIチャットボット「Karakuri」で業界・業種別回答テンプレートを提供開始

 カスタマーサポートの現場に特化した、自社開発AI(人工知能)チャットボット「Karakuri」を提供するカラクリ(東京都渋谷区、小田志門CEO)は、業界・業種別でよくある問い合わせのQ&Aおよび質問パターンデータのテンプレート提供を開始した。これにより、初期導入の作業負荷が軽減され、最短2週間でのチャットボット導入が可能になる。

 これまで、AIを活用したチャットボットを導入する際は、どのようなQ&Aを自動応答させるかの準備や、回答精度を向上させるための質問パターンデータの作成、学習において、導入企業またはベンダー側で多大な作業を行う必要があった。比較的導入の手間がかからない同社チャットボットサービス「Karakuri」の場合でも、約100問の自動応答をさせるために、導入に最短1カ月以上はかかっていた。

 そこで、「Karakuri」の提供により蓄積した約100万件のさまざまなシーンでの応対履歴データや独自に構築した会話シナリオなどをもとに、業界・業種別でよくある問い合わせの回答テンプレート(1業界・業種あたり約20問以上)を作成し、提供を開始することにした。これにより、「Karakuri」導入における初期のQ&A(想定問答集)の準備や回答精度向上にかかる作業が最大半分程度削減され、導入に向けた初回の打ち合わせから最短2週間ほどでチャットボット導入を実現できるようになった。

 今後は、より多くの企業に「Karakuri」を利用してもらうため、チャットボット導入のニーズのある業界・業種の回答テンプレートを増やしていくことや、既存のデータを分析・整理するためのAIソリューションの提供も計画している。

◆現在提供中の業界・業種
業界・業種:EC、CtoCサービス、ゲーム、Webサービス全般、金融
共通:社内ヘルプデスク、雑談対応

2024年01月31日 18時11分 公開

2018年08月23日 13時04分 更新

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