ベリントシステムズジャパン、カンファレンス「engage 2018」開催

ベリントシステムズジャパン(東京都千代田区、古賀 剛社長)は、カンファレンスイベント「engage 2018」を開催した。

会場は満員
 講演会場では、熱心にメモをとる聴講者が多かった


古賀社長は、「カスタマーエンゲージメントカンパニーを標榜する企業として、コールセンターに限らず、あらゆる顧客接点をサポートしていく」と、方針を示した。具体的には、最新のデジタル技術を活用して、顧客接点業務のプロセス可視化・分析、自動化を進め、次世代カスタマー・エクスペリエンスを実現するソリューション提供を目指す。
 
講演および展示会場では、バックオフィス管理ソリューション「Verintワークマネージャー」をはじめ、包括的かつ横断的な顧客接点の強化を図るための最新ソリューションが紹介された。
 
特別講演は、慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授の岸 博幸氏が、「これからのビジネスを取り巻く経済動向とIT戦略」と題して登壇。同氏は、経済財政政策担当大臣、総務大臣などの政務秘書官を歴任、経済政策を研究専門分野の1つとする。日本経済の課題として、人口減少や増税などの影響による潜在成長率の低さを指摘。「いまの景気は比較的好調ですが、人口減少を上回るペースで生産性が向上しない限り、いずれ難しい局面が訪れます」(岸氏)。政府による改革を待つよりも、各々の企業が生産性向上に努める必要性を強調した。生産性向上の方法の1つとして、既存のビジネスにデジタル技術を組み合わせることで現代に適合した顧客体験を創造するイノベーションの効果を解説した。
 
このほか、朝日信用金庫がRPA導入による業務改革事例を披露。パートナーベンダーおよびアウトソーサー6社も講演と展示を行った。

2024年01月31日 18時11分 公開

2018年07月31日 12時00分 更新

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