フィナンシャル・エージェンシーとエス・アンド・アイ、Watson活用による通話内容の自動テキスト化サービスを提供

フィナンシャル・エージェンシー(東京都渋谷区、齋藤正秀社長)とエス・アンド・アイ(東京都中央区、藤田和夫社長)は、IBMの「Watson」を活用したコンタクトセンター向けの通話内容書き起こしサービス「AI Speech Transcription Service」の提供を2018年10月から開始する。

Watsonの音声認識機能を利用し、応対品質の維持・向上に欠かせない「通話内容のチェック」や、クレームが発生した際の「聞き起こし」を効率化する。NGワードなどの特定の単語検索機能や、通話内容をチャット形式で表示するなど、コンタクトセンター業務における使いやすさを追求した。



サービスイメージ
「AI Speech Transcription Service」は、書き起こした内容をチャット形式で表示する


フィナンシャル・エージェンシーが運営する国内のコンタクトセンター8拠点に導入した場合、年間で1万5360時間の短縮が見込めると試算している。

音声認識の精度を決定づける学習データの作成・メンテナンスは、豊富な実績をもつエス・アンド・アイの専門チームが、業務内容に応じた作成支援を行う。運用開始とともに一定の認識精度を実現するために、同チームによる「インバウンド/アウトバウンド業務の学習データセット」の提供も予定している。

2024年01月31日 18時11分 公開

2018年07月26日 12時00分 更新

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