TMJ、高齢者コミュニケーション支援『VOICE+ 技術搭載スピーカー』販売開始

 コールセンター/バックオフィスの構築・運営を行うTMJ(東京都新宿区、丸山英毅社長)は、高齢者との対面コミュニケーションの質を高める製品として『VOICE+ 技術搭載スピーカー』を2018年7月6日より販売開始した。同製品は、オーディオ・ビジュアル機器、LED照明機器、情報関連機器の企画・開発・設計・製造・販売、EMS事業を行うオリオン電機(福井県越前市、三浦 淳社長)が開発した高齢者コミュニケーションサポート技術『VOICE+(ボイスプラス)』を取り入れた専用スピーカー。今回、オリオン電機と販売店契約を締結し、金融機関やサービス業界など窓口業務を行うさまざまな企業へ幅広く販売していく。

 TMJがこれまでに培ってきた高齢者対応の知見を活かし、電話対応にとどまらず、その先にある窓口対応による直接のコミュニケーションまでサポートすることで顧客接点の充実と効率化を実現する。


■顧客接点の1つ「対面」コミュニケーションに着目
 昨今、あらゆるチャネルの普及により企業と顧客の接点が多様化する中、顧客の満足度向上につながる付加価値を提供することが企業に求められている。コンタクトセンター業界では、顧客が製品やサービスを購入する一連のプロセス接点においてAIを活用するなど新たな価値を創出してきた。
 TMJでは、日本の超高齢社会において業界に先駆けて研究開発を進めてきた高齢者対応の強みを活かし、顧客接点の1つである「対面」でのコミュニケーションにも着目。コールセンターにおける電話応対で培った高齢者応対の知見を、顧客との直接の「対面」コミュニケーションにまで応用する。

■高齢者の「聴こえ」を直接サポート
 TMJは、高齢者とのコミュニケーションの質を高める『VOICE+』の販売により、電話対応から窓口対応までサポート領域を拡げ、対応者と高齢者とのコミュニケーションの質の向上を図る。
これまでTMJは、2011年、東京大学の産学ネットワーク「ジェロントロジー(老年学)」に参画し、高齢者の特性(加齢による変化)を踏まえた研究を推進、「応対方法」「人材育成」「品質管理方法」などに活用し、コンタクトセンターや窓口における高齢の顧客の応対品質向上を図るべく、高齢者応対に特化した研修パッケージを販売してきた。今回は、そのパッケージに加え、高齢者の「聴こえ」を直接サポートする製品を追加し、高齢の顧客の満足度向上と対応工数の削減に寄与するサービスを開始する。

■『VOICE+ 技術搭載スピーカー』について


■高齢者コミュニケーション・応対研修パッケージ
 対面窓口での高齢者応対力を高める研修パッケージとして提供。下記の研修プログラムを組み合わせることで、クライアントニーズに対応する。
・高齢者との円滑なコミュニケーション(老人性難聴理解)研修
・高齢者(シニア)応対スキル研修
・「高齢者応対研修」eラーニングサービス

2024年01月31日 18時11分 公開

2018年07月10日 16時27分 更新

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