横浜銀行、リテール顧客向けCRMシステムを導入

 横浜銀行(神奈川県横浜市、寺澤辰麿頭取)は、次期リテール顧客向けCRMシステムにインテック(富山県富山市、滝澤光樹社長)のプライベートクラウド型サービスを導入した。

 これまで、同行はインテックのパッケージ型CRMシステム「F3(エフキューブ)」を活用してきたが、システム更改のタイミングで導入形態を見直し、プライベートクラウド型サービスを採用した。「プライベートクラウドサービス」を採用したポイントは、(1)機能向上されたシステムを早く利用できること、(2)業務の効率化が図れること、(3)システム稼働環境の適正化が図れること、(4)コストを削減できること。

 同システムでは、投資型商品販売支援機能を強化し、窓口や渉外におけるオーダーメイド型の顧客対応力強化や販売事務の効率化、およびリスク管理の厳正化を図る。また、同行が取り入れている経営手法EBM(Event Based Marketing:最適なタイミングで最適な商品やサービスを最適な手段で提案するマーケティング)にも利用する。

 多くの地方銀行では勘定系システムの更改が一巡し、情報系システムの見直しを進めているが、情報系システムの根幹であるCRMシステムや営業支援システムはその規模から費用が嵩むことが課題となっている銀行は多い。プライベートクラウドは、システムを利用するユーザー数に応じて月額利用料を支払いサービスを利用するため、資産を持たず導入・運用コストを大幅に削減することができる。

 インテックは、「プライベートクラウド型サービス」に加え、2013年度には「パブリッククラウド型サービス」の提供開始も予定している。

2024年01月31日 18時11分 公開

2013年02月04日 15時11分 更新

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