システムリサーチ、クラウドCTIに本格参入

 独立系SIベンダーであるシステムリサーチ(名古屋市中村区、布目秀樹社長)は、4月16日より、クラウドCRM「WArm+(ウォームプラス)」にKDDIウェブコミュニケーションズ(東京都港区、山崎雅人社長)のクラウドコミュニケーションAPIサービス「Twilio(トゥイリオ)」を連携したクラウドサービスを提供開始する。

 システムリサーチは、1998年に小規模法人向けCTIシステム「BIG顧客管理CTI」を発売開始。以来、国内PBXベンダー10社と提携のもと、2000社を超える小規模コールセンターや一般法人/店舗などに導入してきた。今回の「Twilio」との連携により、従来の強みであるオンプレミス型PBXとの強固な提携実績をベースに、クラウド電話にも対応できる「ハイブリッドCTI」を市場投入していく。

◆「WArm+」の概要
 WArm+は、同社がIT黎明期から30年近く提供し続けてきた「顧客管理/CRMソリューション」のクラウド型モデル。導入実績5000社以上のノウハウを駆使し、利用者第一のユーザビリティにこだわったソリューションに進化し続けている。最大の強みは「CTI」機能。国内大手PBXメーカー10社との協業体制のもと、小規模コールセンター、オフィスワーク、リアル店舗など、あらゆるシーンでのCTIソリューションの構築を短納期・低コストにて実現している。

◆「Twilio」の概要
 Twilioは、わずか数行のコードとドラッグ&ドロップの簡単な操作で、音声、SMS、FAX、ビデオ、チャットなどを組み合わせた、コミュニケーションツールを構築できるAPIサービス。短期間に廉価でコールセンターを構築でき、例えばキャンペーン期間中だけコールセンターを開設することも可能になる。またクラウド上にシステムを構築できるので、他のクラウドサービスとの連携や、パソコン、タブレットと連携したインテリジェントコールセンター、在宅コールセンターも構築可能。さらにはアプリケーションへの埋め込みも容易にできる。

◆「WArm+」×「Twilio」連携ソリューションの特徴
1.ロケーションフリーにて、顧客情報/電話機能を共有
 クラウドCRMとクラウド電話の連携を実現した、WArm+ × Twilio 連携ソリューションは、ロケーションフリーの運用にて、場所を一切問わないことが最大の特徴。いつでもどこでも電話+CTI機能を十分に活用できる。WArm+ は、PC/スマートフォン/タブレットなど、デバイスを選ばず運用可能。例えば、コールセンターのオペレータと外勤の営業マンの間で、緊急要件を瞬時に共有。迅速かつ的確な対応に貢献できる。

2.コストの最適化を実現
 WArm+ × Twilio 連携ソリューションは、初期コスト無料にて運用開始でき、月額料金の支払体系となる。繁忙期と閑散期で契約の増減を行うことにより、ユーザーの運用形態にあわせたコスト最適化を実現できる。

◆WArm+ 価格体系:クラウド版
初期費用:無償
月額費用:3000円(税抜)/ID
※電話運用、CTI運用には「Twilio」の利用契約を別途KDDIウェブコミュニケーションズとの締結のうえ、別途費用が必要

2024年01月31日 18時11分 公開

2018年04月13日 15時50分 更新

その他の新着記事

  • スーパーバナー(コムデザイン)

購読のご案内

月刊コールセンタージャパン

定期購読お申込み バックナンバー購入