バーチャレクス、RPAソリューション「UiPath(ユーアイパス)」販売開始

 コールセンターやカスタマーサポートなど顧客接点にフォーカスした事業を推進する、バーチャレクス・コンサルティング(東京都港区、丸山勇人社長)は、このほどUiPath社が提供するRPAソリューション「UiPath」の取り扱いを開始した。

 RPA(Robotic Process Automation)は、大量の定型業務を自動化するソフトウエアロボットで、ルールエンジン、画像認識、機械学習、AI(人工知能)などの認知技術と連携もしくは活用することで、ホワイトカラーをターゲットとした業務の効率化・自動化を実現する取り組みや仕組みの総称。複数のアプリケーションを連携して操作する作業、表示した画面の内容を確認して入力する作業などの定型業務はもちろん、ワークフローが定まっておりマニュアルに基づいて処理される事務作業などを自動化し、生産性の向上を促す。

 UiPathは、北米などで高い評価を受ける、高性能で拡張性のあるオープンアーキテクチャで構成されたRPAプラットフォーム。企業規模で自動化の効果をもたらし、世界各国660社以上の企業で利用されている。日本市場では、2017年2月の日本法人設立以降、国内のメガバンクや大手製造業、広告代理店、電力会社、輸送業など、40社以上での導入実績がある。

<主な特長>

●直感的かつ簡単な操作で自動化の設定が可能
UiPathでは、エクセルの「マクロの記録」のような操作感での自動化シナリオ作成や、ユーザーフレンドリーなフローチャート形式での自動化シナリオ作成など、直感的かつ簡単に、日常的な業務プロセスの自動化を設定することが可能

●幅広い自動化対象と柔軟な機能拡張性
UiPathは、Webアプリケーション/Windowsデスクトップアプリケーションに加え、Citrix環境などの仮想デスクトップ統合(VDI)の自動化にも柔軟に対応可能。また、各種WebAPIの呼び出し、IBM Watson、Google Cloud Machine Learningなどに代表されるAIサービスとの連携、C#を用いたカスタムアクティビティの作成の他、VBScript、Excelマクロの実行など、柔軟な機能拡張性を有している

●管理コンソールによる中央集権型管理・統制
UiPathは、「オーケストレーター」と呼ぶ管理コンソールを導入することで、スケジュール起動などサーバによる中央集中管理も可能。小規模から大規模まで幅広く対応することができる

●豊富な学習コンテンツ、公開情報
UiPathは、無償の充実したオンライン・トレーニングプログラム(UiPath Academy)を日本語で提供しており、いつでも誰でも気軽に学習を進めることが可能。また、UiPathが運営するユーザーフォーラムでは、ユーザー間でのトラブルシューティングや、豊富なサンプル実装などのナレッジが整備・公開されており、実導入・利用上の障壁をユーザー自身で解決することができる

 バーチャレクスは、これまでコンサルティングサービスの一環として、「ipaS」「WinActor」などのRPAの導入・活用支援サービスを提供してきたが、「UiPath」の取り扱いを開始することで、より幅広くクライアントのニーズに応えることが可能となる。

 同社では、今後もRPA導入の前提となる業務整理や適用範囲の検討支援、初期導入から、RPAを利用した業務改善施策の立案・実行、継続的な改善プロセスの内製化・定着化の実現まで、クライアントのRPA関連業務全体の支援を強化していく方針だ。

2024年01月31日 18時11分 公開

2018年02月28日 17時29分 更新

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