OKI、1to1のATM画面を提供可能な「顧客情報連携システム」を大垣共立銀行に納入

 沖電気工業(OKI)は、大垣共立銀行(岐阜県大垣市、土屋 嶢頭取)の「Web-ATMシステム」向けに、顧客の1人ひとりに個別のサービスを実現する「顧客情報連携システム」を開発し納入した。大垣共立銀行では、同システムによるオリジナル画面サービスを、2013年1月21日より運用を開始し、順次拡大する。
 同システムによるオリジナル画面では、ATMの利用者ごとに取り引きメニューや、定期預金金利、外国為替相場などの金融情報、顧客へのメッセージを表示する。顧客は、よく利用する取り引きメニューや、知りたい金融情報を選び、オリジナル画面に配置することができる。銀行からは、CRMシステムと連携して顧客に最適な商品やキャンペーン情報を案内。これにより、ATMをより身近に感じてもらうとともに、顧客とのコミュニケーション手段として今まで以上に活用することが可能となる。
 大垣共立銀行では、「お客様満足度№1」を目指して、さまざまなATMサービス強化に取り組んでおり、より一層のサービス強化・向上のため、2011年9月よりWebアーキテクチャ対応のATMソフトウエア「UNISONATM+(ユニゾンATMプラス)」を採用、これをベースとした「Web-ATMシステム」を全店に展開している。これまで「資料請求取引」や、通帳・カードを必要としない「手のひら認証ATMサービス」など、Web-ATMシステムを活用した新サービスを提供しているが、さらに顧客の一人ひとりに対応できるサービス実現のため、CRMシステムに構築されている顧客情報とATMサービスの連携を検討してきた。
 今回開発した「顧客情報連携システム」では、さまざまな顧客チャネル間のサービス連携性に優れたOKIのマルチチャネルマーケティングシステム「ChannelNavigator 2.0」を採用。これは、CRMから還元された顧客情報を基に、顧客へ最適な情報を最適なチャネルよりタイムリーに提供可能となっている。センターサーバーによる他システム連携が容易な「Web-ATMシステム」と「ChannelNavigator 2.0」を連携させることにより、窓口端末やコンタクトセンターなどの他チャネルと連携したサービス提供など、将来の高い拡張性を備えたシステムとなっている。
【システム概要】(クリックで大きく表示)
 
【オリジナル画面】(クリックで大きく表示)

・CRMシステムと連携し、顧客にあわせた商品案内やOne to Oneメッセージを表示する
・オリジナル画面の変更により、顧客が画面に配置・表示する内容を選択することができる
-「お預入れ」などの取り引きメニューの種類
- 定期預金金利などの、金融情報の種類

2024年01月31日 18時11分 公開

2013年01月21日 16時49分 更新

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