NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション、NPSのベンチマーク調査を実施

 NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本 良江、以下NTTコム オンライン) は、電子商取引(EC)業界を対象に、顧客ロイヤルティを図る指標であるNPSの業界ベンチマーク調査を実施した。結果、最もNPSが高いのは、 ZOZOTOWNとなった。 

 業界全体でみると、価格競争力やポイントのたまりやすさ・使いやすさ、商品の品揃えが課題となっていた。また、 NPS上位企業は、高い価格競争力を維持しつつも、優れた顧客体験を提供していることが分かった。 

 EC業界12社のうち、NPSのトップはZOZOTOWNの-19.0ポイント。最下位の企業との差は35.6ポイント、12社の平均は-38.4ポイントとなった。




 業界全体でもっとも回答が多かった推奨度は「5(どちらともいえない)」で28.1%を占めた。
「ブランドイメージのよさ」「品揃えの幅広さ」「サイトの使いやすさ」など、16の要因別に重要度および満足度をきいたところ、業界全体として重要度が高いにも関わらず、満足度が伸びなかった(重要度と満足度のギャップがもっとも大きかった)項目は「価格競争力」。次いで、「ポイントがたまりやすい、使いやすい」、「支払いの安全性」、「品揃えの豊富さ」となっている。

上位企業は共通して価格競争力と顧客体験が高評価

 NPS上位の3社について各要因の満足度を比較したところ、共通して、「価格競争力」で業界トップクラスの評価を得ていた。さらに、顧客体験に関連した「サイトの使いやすさ」「購入手続きの簡単さ」「商品到着までのスピード」といった項目でも、共通して高評価だ。高いコストパフォーマンスと、優れた顧客体験の両輪を同時に提供できていることが、ロイヤルティ向上につながる結果となった。

推奨度が高いほど対象のECサイトを利用する頻度が高い傾向

対象のECサイトを1カ月に1回以上利用した回答者の割合は、推奨者(推奨度9~10)が49.0%だったのに対し、中立者(推奨度7~8)は23.3%、批判者(推奨度6以下)は13.3%となっている。

図 NPSセグメント別利用頻度



推奨度が高いほど継続利用意向も高い

 「今後も対象のECサイトを利用したいか?」を0~10の11段階で聞いた継続意向は、「推奨者」では平均9.5、 「中立者」では平均7.9、 「批判者」では平均5.8と、推奨度が高いほど継続意向が高い。


図 継続利用意向


<調査概要>
調査対象者: インターネットリサーチモニターのうち、過去1年以内に1回以上ECサイトを利用した人
調査方法: 非公開型インターネットアンケート
調査期間: 2017年8月2日(水)~2017年8月9日(水)
有効回答者数: 6242名
回答者の属性:
【性別】男性:37.3%、女性:62.7%
【年代】20代以下:10.3%、30代:16.5%、40代:20.7%、50代:19.6%、60代以上:32.9%

2024年01月31日 18時11分 公開

2017年10月31日 14時22分 更新

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