KDDIエボルバ、働き方改革実践セミナーを開催

KDDIエボルバは、「働き方改革実践セミナー~「働く」を変える初めの一歩~」を開催した。

昨今、問題となっている長時間労働や育児・介護との両立。多くの企業が採用難に苦しむなか、人材確保や社員の定着率向上には労働環境のカイゼンが不可欠となっている。

基調講演では、朝日新聞社 統合プロデュース室 プロデューサーの浜田敬子氏が登壇。“企業が創る! 未来の「働く」”と題して講演した。

浜田氏は「人口増のため、生みやすい環境のための働き方改革、となると疎外感を感じる人もいます。国を動かすのは人口増という切り口なのでそのような帰結になっています。そうした中、先進的な取り組みをしている企業に共通しているのはトップの強い改革意識です」と解説し、先進的な取り組みをする企業を紹介した。

浜田氏が紹介した事例企業には、評価制度、組織風土の改善による生産性向上や、システム導入による業務負荷軽減をしている取り組みがあった。

続くパネルディスカッションでは、グーグル 合同会社ブランドマーケティングマネージャー 山本祐介氏、新閃力の尾崎えり子氏、日本航空 調達本部 調達第一部 企画グループ グループ長 埋金洋介氏、リクルートホールディングス iction!推進事務局長 二葉美智子氏らが登壇。

各自、社内で働き方改革を推進しての経験や、採用難対策、モチベーションなどについての見解を示した。

「フリーアドレスや在宅勤務ではこれまで見えていたメンバーの管理が難しくなります。スケジュールシステムの中に作業内容も登録するようにし、作業を見える化しました。ワークスタイルの変革には、管理方法の工夫も不可欠です」(埋金氏)
「現場の納得感は自然にでるものではありません。はじめにモデルとなる部門と推進担当者をつくることが重要です。実体験のある人が納得感をもって全社に伝えることが浸透には不可欠です」(山本氏)

「採用難の対策については、スキルの調達を妥協するよりも、時間の制約を取ることで良い人材を外せば良い人材が採用できた、というケースは少なくないです」(二葉氏)
「働く理由を各自が落とし込めていれば、自主性を発揮できる環境を整えるだけで、メンバーは自分たちで工夫しながら成長できます。結果、マネージャーの業務は進行管理のみになるため、負荷を減らすことが可能です」(尾崎氏)


最後に、KDDIエボルバが提供する「ニア宅オフィス」について紹介した。
ニア宅オフィス
https://www.bpo.k-evolva.com/service/bpo/neartaku/




 

2024年01月31日 18時11分 公開

2017年03月28日 17時27分 更新

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