ロコンド、「百貨店向け新事業」と「アプリ開発」を発表

ファッション通販事業を展開するロコンドの田中裕輔社長は、「BtoB事業の強化」や「ブランディングの再構築」など今後の事業戦略を発表した(写真)。

具体的には、ECで培ったITおよびオペレーションインフラを活用した、アパレルメーカー向け倉庫事業「e-3PL/LSD」や、店舗向け流通支援事業「LOCOCHOC」など既存ビジネスの拡大を図るうえ、百貨店に電子カタログを置く「LOCOCHOC-4C」という新事業を展開する。
LOCOCHOC-4Cは、百貨店で商品を探す顧客に対し、店員が電子カタログを使って商品検索をアドバイス、14時までに注文した商品は即日出荷するというもの。1年で50店舗の導入を目指す。

ユーザー向けには、ブランドイメージの再構築と、チャネルの充実を図る。
新たに掲げるブランドコンセプトは「アフォーダブル・ラグジュアリー(手に入る高級感)」だ。平均単価7000円台と、他のファッション通販と比べ高価な品を多数展開する同サイトでは、オフラインでは百貨店で買い物をする顧客がメインターゲット。そうした顧客層に合わせて、高品質・高級感を感じさせるサイトデザインに今秋、リニューアルする予定だ。あわせて、アプリの開発も進めており、10月にリリースする予定。また、LINEで個人情報を入力することなくIDを使って購入ができる仕組みも導入する方針だ。

来年3月には、倍の広さ(約1万坪)となる新倉庫を稼働開始する。
事業拡大に向けた基盤を整えつつある。


2024年01月31日 18時11分 公開

2016年08月30日 11時20分 更新

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