セールスフォース・ドットコムは、CRMシステム「Service Cloud」のファミリー製品としてフィールドサービスソリューション「Field Service Lightning」の提供を、2016年秋に開始する。
「Field Service Lightning」の提供イメージ
Field Service Lightningは、コールセンターのオペレータデスクトップおよび、ディスパッチャー、現場作業員のスケジュール管理画面において顧客情報を共有する仕組み。作業員を現場に派遣するまでのプロセス短縮を図る。コールセンターに依頼が入ると、オペレータが作成する案件情報（応対履歴）をもとに、稼働可能な作業員のスキル、スケジュール、現在地（GPS情報）をもとに、最適な作業員を自動アサイン。ディスパッチャーにエスカレーションする手間なく、依頼予約を完了できる。
オペレータが依頼を入力する画面
既存のService Cloudユーザーを中心に展開する。今後は、より複数日程・複数人のアサインが必要なプロジェクトの最適化、電波遮断が必要な区域での作業に必要なオフライン機能、AIを活用した予防保全（自動アラート）機能などを追加していくことを予定している。また、現状ではService CloudとField Service Lightningを利用するには別途ライセンスが必要だが、これを共通ライセンス化する計画もあるという。
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