IDC JapanのCRM市場調査、2015年は前年比約9%増で推移

IT専門の調査会社、IDC Japan(東京都千代田区、竹内正人社長)は、国内CRM市場調査を実施した。

同社では、CRM市場を「コンタクトセンターアプリケーション市場」「カスタマーサービスアプリケーション市場」「マーケティングアプリケーション市場」「セールスアプリケーション市場」の4つに分類している。


2015年の国内CRM市場は、前年比8.9%増の800億8900万円と推定。クラウドサービスを中心としたマーケティングアプリケーション/セールスアプリケーションが市をけん引した。マーケティングアプリケーションでは、消費者行動のデジタル化、オムニコマースの進行によって、デジタルマーケティングの需要が拡大、前年比19.2%増の高成長を達成。また、セールスアプリケーションでは、既設ユーザー企業における更改時のユーザー数拡大と、従来導入されていなかった中堅中小企業へのタッチポイントの拡大によって、前年比11.6%増となっている。

2016年以降は、デジタルトランスフォーメーションの進行や顧客情報のビッグデータ/アナリティクス需要、CRMアプリケーションとバックオフィスアプリケーション連携需要などが進み、2015年~2020年の年間平均成長率は5.3%で推移。2020年には1039億2300万円に達すると予測している。

2024年01月31日 18時11分 公開

2016年07月11日 15時31分 更新

その他の新着記事