ソフトバンクと日本オラクル、クラウドコンタクトセンターソリューションを提供開始

ソフトバンクと日本オラクルは、両社のサービスを連携させた中小規模向けのフルクラウド・マルチチャネル対応コンタクトセンターソリューションの提供を開始する。


 
同サービスは、オラクルのカスタマーサービスを支援するクラウド・アプリケーションである「Oracle Service Cloud」とソフトバンクのクラウド型CTIソリューション「ホワイトクラウドコンタクトセンター」とを連携し、トータルソリューションとして提供するもの。これにより、電話、メール、チャットの応対、Web操作(画面共有)を「Oracle Service Cloud」上のOne View(ひとつの画面)で完結できる。顧客情報、応対履歴およびFAQナレッジはプラットフォーム上で統合管理することが可能。これにより、顧客がどのチャネルからコンタクトしても、前回の問い合わせ内容などを踏まえたスムーズな対応を実現する。なお、電話回線は、ソフトバンクの固定電話サービス「おとくライン」を使用することで、クラウド型CTIソリューションの懸念点である「通話の音声品質と安定性」を確保した。


 
提供形態は、パブリッククラウドだが、企業ごとに専有環境(サーバ)を用意することで、セキュリティを担保した。
 

導入対象となるセンター規模は10席~50席。コンタクトセンター、社内ヘルプデスク、インサイドセールス業務などへの利用を想定している。初期費用98万円~。月額2万9300円/席(ID)~。
 

リンクやコラボスといったクラウドベンダーに加え、日本アバイアやOKIが機能特化型オンプレスミスモデルを提供するなど、急速にプレイヤーが増える中小規模向けプラットフォーム市場。両社の豊富な導入実績と運用ノウハウを活かすことで、顧客獲得を目指す。

2024年01月31日 18時11分 公開

2016年06月20日 16時52分 更新

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