日立製作所、VOC活用ソリューションを販売開始

日立製作所は、VOC(顧客の声)分析・活用サービス「音声データ利活用ソリューション」の提供を4月22日から開始する。

店舗やコールセンターに蓄積される通話録音データからVOCを抽出。顧客情報(属性など)、商品情報を紐づけて多角的に分析することで、応対品質の向上や製品の開発・改善を支援するもの。「音声分析システム構築サービス」「音声データ利活用支援サービス」で構成される。

音声分析システム構築サービスは、音声認識システム「Speech Recognition Platform」を基盤として、グループ会社である日立情報通信エンジニアリングが提供する通話録音システム「RecwareⅢ」、各種テキストマイニングツール(日立ソリューションズ東日本「CoreExproler」や野村総合研究所「TRUE TELLER」など)を組み合わせてワンストップ提供する。価格は2000万円から(100席規模相当、別途ハードウエア費、SI費)。


概要
音声データ利活用ソリューション概要

音声データ利活用支援サービスは、顧客企業の課題を解決するための最適な分析方法の提案および効果検証を実施するもの。日立コンサルティングをはじめとしてグループ全体に蓄積された豊富なデータ分析ノウハウを活用、業務データと連携した原因分析が可能という。価格は、個別見積り。

日立製作所は、同ソリューションを順次強化していく計画。まず、リアルタイムの音声データ処理に取り組み、2017年以降は人工知能技術「Hitachi AI Technology」を活用した解析などにも着手する予定という。3年で累計売り上げ100億円を目標としている。


 

2024年01月31日 18時11分 公開

2016年03月29日 15時36分 更新

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