日立情報通信エンジニアリング、セキュリティ対策製品を強化

日立情報通信エンジニアリング(神奈川県横浜市、小菅 稔社長)は、ICカードを利用したPCログオンセキュリティ製品「SecureAegis(セキュアイージス)」の機能を強化、2月16日から提供を開始した。

SecureAegisは、社員証などの既存のICカードとパスワード、生体認証を組み合わせたPCへのログオン認証システム。Active Directory(AD)で社内ネットワーク機器のユーザー管理を実施している場合は、専用サーバ不要で導入できる。


入退職、異動時などのアカウント管理
入退職、異動時などのアカウント管理

機能強化の背景は、マイナンバー制度の開始に伴い、PCからの情報漏えいや不正アクセス、なりすましなどを防止するためのセキュリティ対策の導入・強化を検討する官公庁や企業が増加していること。操作性や管理機能の簡易化など利便性の向上を図ることで、容易に運用できるようにした。

具体的には、アカウントの追加や削除、利用停止などの変更がSecureAegisの管理ツールのみでできる。従来のADツールの作業が不要となったため、変更作業の効率化を実現した。また、業務アプリケーションのICカード認証も条件設定により可能。ICカードでの本人認証後にアプリケーションのログインを代行する。

価格は基本パックが1万2000円。認証サーバーライセンスが80万円。管理者キットが8万円。別途導入支援費、保守費が必要。

同社は、官公庁や企業向けに年間5万ライセンスの販売を見込んでいる。

 

2024年01月31日 18時11分 公開

2016年02月18日 12時43分 更新

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