日立情報通信エンジニアリングとタカコム、通話録音システムで連携

 日立情報通信エンジニアリング(神奈川県横浜市、小菅 稔社長)とタカコム(岐阜県土岐市、中尾恭二社長)は、両社の通話録音製品を連携し、電話環境に依存しない通話録音システムを提供する。このシステム連携で必要となる通話録音システム連携オプションは、日立情報通信エンジニアリングが音声録音システム「RecwareIII」のオプションとして本日より販売開始する。

 近年、顧客の声(VOC:Voice of Customer)を経営戦略に迅速に反映させ、顧客満足度の向上や製品・サービスの付加価値を創造していく活動が活発化している。通話録音は、商品取引、契約、予約、問い合わせなど、聞き逃し、聞き誤りの対策、顧客応対の改善、トラブル防止のために、顧客との会話の重要な証跡として利用されている。さらに、VOCを経営に反映させる利用価値の向上が求められている。一方、電話技術の進化にともない、企業における電話環境は、IP電話やレガシー電話(アナログ電話・デジタル電話)が混在し、多様化しており、この変化に柔軟に対応できる通話録音システムが必要となってきている。


 このたび、大規模IP電話の録音システムの開発に長年携わってきた日立情報通信エンジニアリングと通話録音装置の製品ラインアップが充実し販売実績のあるタカコムが製品連携し、IP電話やレガシー電話が混在した電話環境で通話録音を一元管理することが可能となった。電話環境に依存せず、シームレスかつスケーラブルに対応することで、コンプライアンス対策はもとより、企業のTCO削減、システムの利便性向上やVOCといった通話録音の活用に貢献する。

 さらに今後は、顧客の声を活用すべく音声認識に最適な音声ビッグデータ利活用プラットフォームを目指す。


システムの概要図

2024年01月31日 18時11分 公開

2016年02月10日 13時53分 更新

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