ACAP、ACAP創立35周年記念式典を開催

  企業のお客様相談部門の責任者・担当者が参加する消費者関連専門家会議(ACAP)は、このほど都内で創立35周年記念式典を開催した。

 坂倉忠夫理事長が、新たに作成したACAPの理念(ミッション、ビジョン、行動指針)を発表した。続いて、会員から募ったハートフルエピソード(応募数は19)を紹介。「ホテルのディナーで従業員に誕生日を祝ってもらった」というエピソードを発表した個人会員の宮本健吾氏は自身の体験と他のエピソードを分析し、「従業員の“きく力”“共有する力”“考えて実行する力”が合わさることで、こうした感動体験は生まれる」と話した。

 また昨年、今回の式典にあわせて、「お客様対応川柳」も募集した。結果、802作品が集まり、最優秀賞(1作品)、優秀賞(2作品)、佳作(3作品)、会員共感賞(3作品)が表彰された。

 第1回「ACAP消費者志向活動表彰」では、花王の「字幕付きテレビCMの放映」、全日本トラック協会の「引越事業者有料認定制度」、第一生命保険の「消費者教育教材を用いた消費者啓発」、明治安田生命保険の「ご高齢のお客様への対応」が表彰された(写真)。各社とも地道な消費者志向の活動を、同業他社と連携するなど範囲を拡大しながら取り組んだことが高く評価されていた。

 最後に、宇宙航空研究開発機構のシニアフェロー、川口淳一郎氏が登壇し「やれる理由こそが着想を生む。-『はやぶさ式思考法』」と題した講演を行った。

2024年01月31日 18時11分 公開

2016年01月21日 17時08分 更新

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