フュージョン・コミュニケーションズ、大・中規模向けコンタクトセンター・システム提供開始

 フュージョン・コミュニケーションズ(東京都千代田区、平井康文会長)は、大・中規模向けコンタクトセンター・システム「FUSION Multimedia Contact Center(以下FMCC)」の提供を開始した。 

 IP-PBX、IVR、CTI、ACD、通話録音(内臓システム型)、エージェントマップ(オペレータの稼働状況を座席表にリアルタイムに表示する機能)、ソーシャルメディアやチャットなどのマルチメディア連携など、各機能をモジュール化したシステム。機能単位でサーバーの増強が可能で、マルチテナント、マルチアカウントにも対応。提供しているサービスに影響を与えずにメンテナンスできるグレースフル・シャットダウン機能も実装している。また、同社が提供するIP電話サービス「FUSION IP-Phone」の直収によって導入コストを低減することもできる。

 フュージョン・コミュニケーションズは、FMCCをベースに他の製品を組み合わせ次のサービスを提供する方針。
(1)FMCCプライベートクラウドサービス:画一的なSaaSではなく、一部サーバーのオンプレミス設置など、柔軟なシステム構成が可能なクラウドサービス
(2)FMCCシステム提供と保守・監視サービス:オンプレミス環境へのFMCC導入を支援するほか、通信キャリアの品質の保守・監視サービスも提供
(3)システムインテグレーション:FMCCと基幹システム連携などのカスタマイズ、SNS活用、機器や回線の提案など。

 同社は、2011年からクラウド型コンタクトセンター・システム「FUSION Connect」を提供している。同製品は累計600社に導入され、さらにアウトバウンドに特化した「FUSION Outbound Pro」も提供。FMCCの提供によって中小規模から大規模まで、さまざまなニーズに対応する体制を強化している。

2024年01月31日 18時11分 公開

2015年07月29日 12時40分 更新

その他の新着記事