IDC Japan、国内ユニファイド・コミュニケーション市場調査を実施

 IT専門の調査会社、IDC Japan(東京都千代田区、竹内正人社長)は、国内ユニファイドコミュニケーション/コラボレーション市場調査を実施した。

 同社では、同市場を(1)UCプラットフォーム市場、(2)UCアプリケーション市場、(3)UCアプリケーションサービス市場、(4)UCプロフェッショナルサービス市場に分類している。

 2013年の国内市場規模は、前年比3.9%増の2052億5200万円となった。2012年から継続する企業音声インフラのリプレース需要とWindwsXPのサポート終了に伴うコラボレーティブアプリケーションの更新需要が寄与したと分析している。

 2014年市場は、こうしたリプレース需要が一巡し、成長率は前年比1.8%増と一時的に鈍化すると予測している。
 IDCでは、2014年以降は企業のワークスタイルの変化によるモバイルソリューション/ビデオコラボレーション/ソーシャルビジネスなどによるトレンドがプラス要因となり、2018年までの年間成長率は2.9%、2018年の市場規模を2369億7200万円と予想している。

 同社ソフトウェア&セキュリティグループマネージャーの眞鍋 敬氏は、「ベンダーおよびシステムインテグレーターは、アプリケーションのSaaS化を加速し、同時にサブスクリプションタイプのプライシングモデル構築、マルチベンダーSaaSサービス管理を進めていくべき」と指摘している。


2024年01月31日 18時11分 公開

2014年06月09日 12時55分 更新

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