ITR、「エグゼクティブ・フォーラム」を開催

 アイ・ティ・アール(東京都新宿区、内山悟志社長、以下ITR)は14日、「ITRエグゼクティブ・フォーラム IT Trend 2014」を開催した。

 今回のテーマは「デジタルイノベーションによるビジネス価値の創造」。同社アナリストやITベンダー各社の講演を終日展開した。

 基調講演で、内山社長はIT投資動向調査をベースに「IT投資に見る企業の潮流」「デジタル・イノベーションは企業ITにどのような影響を及ぼすのか」「企業およびIT部門にはどのような備えが求められるのか」の3つを論点に据えた。

 「IT投資に対しては、かなり積極的な姿勢が垣間見えるが、ビジネスの好不調で予算の増減に大きな差があるデジタル・デバイドが発生している」と分析したうえで、とくに組織運営や働き方の変化に着目。「従来の上意下達式の組織ではなく、社内外を問わずそれぞれの得意領域を持ったタスクフォースのメンバーがプロジェクト型で遂行し成果を分配する“トライブ”が主流になるのでは」と予測した。結果、ワークスタイルの大きな変革が発生し、「IT部門もその波に対応しなければならない。現段階では、IT部門はワークスタイルの変革に対して推進もしなければ阻害もしないという“蚊帳の外”にある印象が強い。これからは、構想の段階から積極的に業務部門に関わり、より適切な選定における知見を提供していく必要がある」と指摘した。

2024年01月31日 18時11分 公開

2014年05月15日 11時13分 更新

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