バーチャレクス・コンサルティング、コールセンター向けCRMソフト「inspirX Communication」Ver4.1を提供開始

 バーチャレクス・コンサルティング (東京都港区、丸山栄樹社長)は、コールセンター向けCRMソフト「inspirX Communication」Ver4.1を提供開始した。

 これは、開発元であるバーチャレクスがコールセンター運営の経験を活かし、現場の視点から開発されたマルチチャネル(電話、FAX、メール、Webフォームなど)対応の顧客応対履歴管理(CRM)ソフトウエア。統合CRMソリューション「inspirX Family(インスピーリ ファミリー)」の主力製品である「inspirX Communication(インスピーリコミュニケーション)」の最新版だ。

 2014年3月上旬より医療・福祉施設向け情報・通信システム専門メーカーをはじめとした一部のクライアントに先行して提供している。

 今回のバージョンアップの特徴は3点。

1.個人からの問い合わせを特定の組織、団体にひもづけ可能:
 BtoB向け顧客情報管理機能をさらに強化し、個人からの問い合わせが組織、団体のマスター情報に紐づけられるようになった。例えば、顧客企業の本社と支社、部署別、担当者別の問い合わせ情報が一覧で表示されるため、顧客企業担当のオペレータ、スタッフが不在でも、いつ、どの部署の誰から、どのような内容のコンタクトがあったのか、一覧表で詳細を把握できる。中長期に顧客と信頼関係を結ぶ必要のあるルートセールス型や既存顧客深耕型の営業を行う企業や組織に適している。

2.ヘルプデスクやメンテナンス業務にも利用できる機能
 障害、保守、修理などの情報を入力・管理できる「管理票」機能を搭載。管理すべき情報(障害、保守、修理や内部の進捗情報)を、受発注やクレーム、問い合わせ対応など従来のコールセンターでの顧客応対履歴とは別に管理することができる。例えばコールセンターの顧客応対業務と同じシステムを利用して、同時にフィールドサポートなどがヘルプデスク業務を行う場合でも、それぞれの業務に必要な項目のみを表示し、入力・閲覧できるよう設計。これにより企業全体で「社外に対して顧客の具体的情報を出さずに障害情報の進捗を管理」できるという。
 また、管理票は対象となる商品・サービスなどにより項目の設定を柔軟に切り替えること可能。必要であれば、コールセンターの顧客応対担当者も同一フォーマットで閲覧でき、同一システムでコールセンターでの顧客応対業務と、ヘルプデスクや製品メンテナンス業務を同時にカバーできる。

3.プラットフォームの標準装備で高い拡張性を担保
 Ver4以降、入力情報や各種マスターなどを一元管理し、他ソフトウエアや外部システムとの連携など、高い拡張性とカスタマイズ性を担保するプラットフォームを標準装備。これにより、コールセンターのみならず、他部署、別支店など複数拠点での共通したデータの利用が可能になり、メンテナンス作業の軽減や、利用規模拡大が容易に可能など、拡張性が大幅に向上した。

2024年01月31日 18時11分 公開

2014年04月24日 11時50分 更新

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