日本全薬工業株式会社、「Veeva CRM」を採用

 動物用医薬品の国内最大手である日本全薬工業(福島県郡山市、高野恵一社長、以下ゼノアック)は、Veeva Japan(東京都渋谷区、岡村 崇代表)が提供するクラウド型CRMソリューション「Veeva CRM」を採用した。

 ゼノアックは、動物用医薬品の研究から、製造、仕入れ、輸出入および販売まで一貫して行っている。各種サービス(検査サービス、Eコマースなど)の利用状況、受注や苦情対応状況との連携、商談の進捗とKPIなど、顧客情報の一元化の実現、また業界唯一の直販体制を強化し、販売力を高める仕組みの構築を目指していた。

 課題として浮上していたのは情報共有、意思決定のスピードアップや合理化、コスト削減、環境変化への対応力。競争力強化や顧客満足度の向上を視野に入れ、経営の品質向上を目指し、事業方針および外部環境の変化に柔軟に対応する「全体最適」を考慮したシステムへの転換を検討した。

 結果、動物薬のニーズに対応、短期間でのシステム構築、操作の容易性、オフライン機能の対応、最新デバイスへの対応、さらに Salesforce1 Platformを活用による社内システムのクラウド化などの観点から、Veeva CRMを選択したという。

 同ソリューションを選んだ理由として、以下を挙げている。
・動物種に応じた管理項目の変更など、動物薬のニーズも満たす豊富な機能を標準で装備している
・Windows8タブレットなど最新デバイスでの導入が可能
・オフラインによる外出先での利用、入力作業負荷の軽減
・営業員や本社部門など使用ユーザーに応じたKPIによる分析が可能なレポーティングツールとの連携
・Veeva CRMのクラウド基盤としている Salesforce1 Platformを活用することによる社内既存システム連携の柔軟性および拡張性

 同社は今後、同ソリューションを活用しながら顧客の声をより積極的に収集し、その過程の中から得られる新しい気づき、新しい営業スタイルを生み出して、さらに経営の革新を図る方針だ。

2024年01月31日 18時11分 公開

2014年04月24日 11時48分 更新

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