2017年6月号 <第2特集>

第2特集扉

続く人件費増、拡がる正社員化
全国採用時時給/月給調査2017

まだ見えない“時給の天井”
札幌、福岡は1100円台に突入!

コールセンター管理者が集う場所で必ず話題になるのが「採用難」だ。バブル期以来と言われる売り手市場。あらゆる職種の時給が上昇し、“不人気職”と言われながらも「比較的高い時給」で確保してきたコールセンターの採用法は限界を迎えている。採用時時給の全国平均は、3年連続で上昇した結果、1243円。「まだ上がり続ける」という声は多い。

 採用難時代が続くなか、コールセンターの採用時時給(以下時給)の高騰も継続中だ。

 今年、コールセンタージャパン編集部が行った調査では、全国平均時給は1243円。3年連続で上昇している。

 全国あらゆる地域で時給上昇は続いているが、とくに北海道、九州、沖縄といった地方ほど上昇率は高い傾向がある。

 コールセンターの主要集積都市を見ると、札幌、福岡の平均時給が1100円台に突入。那覇の平均時給が1100円台に達するのも時間の問題といえそうだ。地方進出による人件費削減のメリットは薄らいでいる。

 時給上昇だけではなく、採用費の高騰も課題だ。コールセンター以外の職種も時給上昇が続くなか、もはや「時給を上げただけでは採用できない状況」で、大手アウトソーサーなどは相次いで休憩室をリニューアルしたり、福利厚生の充実を図って時給以外の魅力についても訴求を強めている。

 「できれば、仕事よりも家事・育児を優先したい」「長く働きキャリアアップはしたいが、転勤はしたくない」といった求職者の多様な要望に応えるべく、在宅勤務の推進や、職種や勤務地を限定した正社員化なども進んでいる。

 こうした背景を踏まえ、今回の調査から契約社員・正社員の採用時月給調査も開始した。詳細は本誌にて公開している。

図1 エリア別の年次推移

図1 エリア別の年次推移

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図2 エリアごとの採用時時給

図2 エリアごとの採用時時給

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